ファミコン小市民的ソフト
落ちモノ系パズル特集

シンプルかつ中毒性の高い落ちモノパズル
テトリスの大ヒット以降、各メーカーこぞって発表したが
ここではファミコンで発売された中でも特に抜き出た名作良作を紹介する。
どれも比較的出荷数が多く安価で取り引きされているものばかりなので
ファミコン小市民としてはここで挙げたものは押さえておきたいところだ。
 
 

「テトリス2+ボンブリス」(1991 BPS/CHUNSOFT)

 

落ちモノの元祖。まずはコレでしょ

テトリスの面白さ、偉大さを
今さらここで力説するまでもないのでゲーム内容の解説だけ。
(作者のパジトノフさんはどれほど儲かったのだろう??)

テトリスを徹底的に遊び易さを追求し、さらにオマケ(ボンブリス)を加えたのが
「テトリス2+ボンブリス」だ。

日本で初めて家庭用ゲーム機に移植された
ファミコン版初代「テトリス」(1988 BPS)は大ヒットしたものの、
操作系統については評判が悪かった。
この“2”ではその操作系統ついて全面的に見直しが計られており
当時一般的になっていたGB版を発展させた形になっている

あと、
・ブロックがスムーズに落ちてくる、
・下に落下してから同化するまでにしばらく猶予がある
など
独特のスルスルした操作感覚も大きな特徴だ。
(コレに慣れると他のテトリスが出来ない(苦笑))

得点などの記録はバックアップで保存され、
またGB版のウリでもあった対戦プレイも可能で(これがホントに熱い)
家庭用ゲーム機最強のテトリス
といって過言ではないだろう。
ファミコンユーザーなら絶対一家に一本ほしいところだ。
 
 
ところで・・・
発売元は初代テトリス同様BPSだが
プレイしてて「なんとなく音関係がすごいドラクエっぽいなぁ・・・」
と思った諸君はするどい。
実は音楽がすぎやまこういち、そして開発がなんとチュンソフト
だったりする↓(初代は開発もBPS)。


■通常の「テトリス2」
操作感覚の気持ちよさは数あるテトリスの中でもピカイチだ。
 


■もう一つのフィーチャー
「ボンブリス」
テトリスとくらべて、よりプレイヤーの“計画性”が要求される。(代表はちょっと苦手)


■対戦も可能
ルールはゲームボーイ版と同じ
(SFC版では「ボンブリス」の対戦も可能)

 
いまとなっては・・・
テトリス(1988 BPS)

日本において家庭用ゲーム機に初めて移植された「テトリス」。
テトリスを大衆に知らしめた記念すべき作品だ。
ただ、操作方法が独特で
最高の操作性を誇った後のゲームボーイ版(任天堂製)
その操作方法がスタンダードになった今となっては非常にやりづらい。
(回転させながらはめるといった応用テクニックがほとんど使えないのだ)
「テトリス2+ボンブリス」を持っていたら不要な一本。

BGM(“Technotris”)は未だに好きだ。


 
 
 
ワリオの森(1994 任天堂)

  

落ちモノの集大成

任天堂がファミコンで最後に出したオリジナル作品がこの「ワリオの森」だ。

画面上の色分けされたモンスターを上から降ってくる爆弾を使って消すのが目的
という点では「ドクターマリオ」に似ている。

しかし落ちモノといえば
落ちている最中の“落下物(ブロックその他)”そのものを操作するというものがほとんどだが、このワリオの森では、すでに落下して下にたまった“落下物”を主人公(キノピオ)を操って並び替えて消すという点ですごく斬新だ

「ドクターマリオ」「ぷよぷよ」「ヨッシーのクッキー」etc
それまで発売されたあらゆる落ちモノ系のエッセンスを取り入れつつ
独自のアクションで発展させた、まさに落ちモノの集大成ともいえる名作だ。
 

「爆弾を含めて同じ色どうし3個以上一列に並べれば消える」

というのが基本ルールだが
単純ながら消すためのアクションにたくさんの応用があり
それゆえ誰にでもプレイできる内容でありながら、
極めようとすればとことん奥が深い
 
一個だけ抜く、全部持ち上げる、蹴り飛ばす、置く、
これらのアクション後の静止状態で一列に揃うか(↓下図)
★持ちあげる
★置く
★消える
    
またはキノピオが爆弾やモンスターを持ち上げた状態なら
移動中、落下中でも一列に揃えば消すことが出来る(↓下図)、
★持ちあげる
★持ったままとびこむ
★消える

また、
ステージが進むにしたがって斜めからでないと消せないとか、
2回連続して“消さ”ないと消せないといった、
一癖あるモンスターが登場し、プレイヤーはステージ毎に柔軟に戦略を変えることを要求されるなど
プレイヤーを飽きさせない工夫が随所にあり
とにかく他の落ちモノ系とは一線を画している。
 

しかし、こんな優れた作品であるが
色使いがあちら的で日本人には少々取っつき難さを感じるのと
最晩年にひっそりと発売されたため(CMはやってたけど)認知度が低いのは
ホントに残念だ。
 


■メイン画面
序盤はチュートリアル的な意味合いが含まれており結構やさしい。
ゲームの真骨頂は50R以降
 


■ボス戦
“Bモード”では10ステージ毎にボスとの対決がある


■デモ画面
10ステージクリアするごとに挿入される
 


■NEWファミコン対応
たぶんこのゲームの音声はステレオになってます。

現在でも新品を格安(だいたい500円以内)で入手可能なのでぜひお試しあれ。

 
 
ドクターマリオ(1990 任天堂)

  

落ちモノブームに拍車をかけた一本

テトリスから派生した「落ちゲー」のかなり初めの方の部類にあたる。
「落ちモノでこういうアプローチもできるよ」ということを示し、
その後の落ちモノブームに拍車をかけた一本だ。

ゲーム内容は
瓶の中にいる赤、青、黄3色のバイキンくんを全滅させるのが目的で
上から落ちてくる3色組み合わさったカプセルを操作し
同じ色どうし縦か横に4個以上並べたら消すことができる。
というものだ。

当時(まだそんなに数はなかったが)「テトリス」をはじめとする落ちモノ系というと
見た目の地味さから、どちらかというと“渋い大人のゲーム”といった印象で
支持層は中学生以上という感じであった。

このドクターマリオでは
落ちモノ系特有の“シンプルで奥が深いルール”
という基本をバッチリ押さえながら
マリオが医者になってバイキンと対決するということを題材に
コミカルなキャラクタ(&音楽)を使ってゲームの世界を構築することで
パッと見のアピール度を非常に高いものにしている。
某テレビ番組(←任天堂提供)で対戦に使われたことも相まって
低年齢層からも支持された。

もちろん大人も大満足の内容だし、今やっても全然色褪せていない。

一人用のストイックなプレイもいいがやはり二人プレイが一番熱い。
ハンディをつけることも出来るので接待用にもぜひ一本持っておきたい。
 
 

P.S.
ホントにどうでもいいことだが「落ちゲー」の中で
「なぜ上からモノが落ちてくるのか?」
ということを明確に設定がなされたおそらく最初のゲームだ。
(って、まあテトリスに「なんで上からブロックが降ってくるのか?」
と求める事自体間違ってると思うのだが(笑))


■ゲーム設定画面
妙な浮遊感ただよう独特のBGMにも注目だ。(特に“CHILL”が好き)


■対戦
めちゃめちゃ熱い


CONGRATULATIONS
10レベルクリアする毎に出る

 

 
 
 
 
 

次点な落ちモノたち
結構遊べるけど上の3つと比べちゃうともうひとひねり欲しかった・・・と思ってしまう作品3本
 
クォース(1990 コナミ)
  
上から降ってくるブロックの塊に
シューティング的な自機から小さなブロックを撃ち込んで
四角形を作ればそのブロックが消えるというシステム。
落ちモノ系としては、よく「逆転の発想のゲーム」といわれている。

ただ、結構ワンパターンで飽きるのも早い。
個人的にはGB版の方が洗練されてて好きだった
(こっちはかなりハマった・・・やはり飽きやすかったけど)。
 



テトリスフラッシュ(1993 任天堂)
  

横のラインで消すのではなく三色のブロックの色の並びで消すというシステムで
テトリスと聞いてあの「テトリス」を期待すると肩すかしを食らう。
降ってくるブロックが4ブロックで構成されているだけで
実は「ドクターマリオ」「ぷよぷよ」に近い。

連鎖の気持ちよさを追求した“ぷよぷよ”ライクな“ドクターマリオ”といった感じだ。
ただ、新鮮さはほとんど感じない。
“落ちゲーの集大成”というよりは“落ちゲーの寄せ集め”といった気がしないでもない。
でも結構ハマったのも事実。

現在でも新品入手可能。
 
 



ぷよぷよ(1991 徳間書店/コンパイル)
  

いまや「落ちゲー」の代名詞となっている「ぷよぷよ」だが
実はこのファミコンディスク版(書き換え専用)が元祖なのだ(MSX2版も同時発売)。

ぷよぷよの大きな特徴は“連鎖消し”の気持ちよさを追求しているところ。
ただ、ファミコン版は「ぷよぷよ」のプロトタイプといった感じで
一人用では現在の一般的な「ぷよぷよ」のように対戦をフィーチャーされておらず
熱中度は上に挙げた「テトリス2」「ドクターマリオ」などと比べると格段に劣る。
とりあえず基本は二人プレイだろう(一人用はハッキリ言ってむなしい・・・)

当時、ほとんど瀕死状態だったディスクシステムの久々の新作ということで
たしか代表は速攻で書き換えしに行ったのだが
「どうもアカ抜けない中途半端なゲームやなぁ」というのが正直な感想であんまりプレイしなかった。(この時点ではまさか饅頭が発売されるまでの人気シリーズに発展するとは思いもしなかった(苦笑))

後で発売されたROM版は異常に高騰しているので買うのはどうかと思うが
書き換えディスク版ならネタに持っていても良いだろう。
 

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